1か月以上の長期旅行や世界一周旅行に最適なバッグを探している人に向け、機内持ち込みできるバックパック(40Lサイズ)とリュックサック(25Lサイズ)で世界一周した経験を元に、バッグの選び方と注意点をまとめました。
私が購入した、おすすめのバッグも紹介しているので、購入を検討している人は参考にしてみてください。
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長期旅行に必要なバッグとは
1か月以上長期で身軽に旅したい人は、以下の3つのバッグがあれば大丈夫です。世界一周旅行する人も同じ考え方です。
- 持参するアイテムを入れる「メインバッグ」
- 移動時の機内持ち込みアイテムを入れる「サブバッグ」
- 街歩きなどをする時に使う「ミニバッグ」
旅の行先や目的により持って行くバッグは異なるので、選ぶポイントを詳しく説明していきます。
(1)メインバッグの選び方
メインバッグは、持参するアイテムを入れる大きなバッグン。大きく分けると「バックパック」と「スーツケース」の2タイプがあります。
旅行スタイルでどちらのタイプにするか選ぶこともできますが、安易に選ぶと旅先で後悔しかねません。以下の6つの質問に対し、大半の答えが「いいえ」なら、スーツケースがおすすめです。
私は、「バックパック」と「スーツケース」のいずれでも、長期旅行したことがあります。その時の状況は、
機内持ち込みOK!おすすめのメインバック
長期旅行者が「バックパック」か「スーツケース」を選ぶ際に得に注目したいのは、メインバックを空港カウンターで預けるか、機内持ち込みにするか。
最大限に荷物を機内持ち込みしたい場合は、「40Lサイズのバックパック」がおすすめ。40Lサイズのバックパックなら、
一般的な国際線の機内持ち込みできるバッグのサイズは、3辺の合計が115cm(55×40×25cm)、重さ10kg以内。40Lサイズ以下のバックパックは、機内持ち込みOK。スーツケースのつくりによりますが、一般的に35~38L以下の容量が対象のようです。
容量でバッグを選びたいところですが、機内持ち込みで注意すべきは「重さ」。規定の重さにバッグの重量も考慮しないといけません。素材や作りによりますが、頑丈なつくりのスーツケースより、バックパックの方が軽いです。
長期旅行者に、メインバックの機内持ち込みをおすすめする理由はいくつかあります。
長期旅行でいくつかの国を周遊する際は、飛行機に複数回乗ると思います。航空会社により、機内持ち込みできるバッグのサイズの規定が異なるので注意。航路によっては7kgまでという会社も。これからバッグを購入する人は、利用する航空会社の公式ウェブサイトの事前確認をおすすめします。
私の旅友は、荷物の規定を知らずに当日空港に行き、追加で30 USドルを支払ったと言っていました。。
預け荷物の追加料金など痛い出費をしないために、航空券を購入する時に事前に知っておくべき点がいくつかあります。詳しくは、以下の記事にまとめています。
おすすめのバックパック
スーツケースを持っている人は多くても、長期旅行に備えてバックパックを初めて購入する人もいると思います。そんな人のために、おすすめのバックパックを紹介します。
私は、世界一周する時に初めて本格的なバックパックを買いました。購入したのは、ミレー(MILLET)の「ウィメンズ|サースフェー 40+5」。上の条件に適ったバックパックで、女性用なので体へのフィットがとても良く、重い荷物の体への負荷は高くありませんでした。
バックパックは安い買い物ではないですが、バッグは快適に旅するための必須アイテムなので、絶対にケチらない方がいいです。旅で節約できることは他にあります。
旅の途中でバックパックが壊れると、最適なものを探すのに無駄な時間を使う上に、想定外の出費になりかねないです。。
機内持ち込みだけで、長期旅行もOK
1か月以上の長期旅でも、比較的軽量なアイテムを選ぶと、このバックパックに10kg以下で収まるはずです。旅に最低限必要なアイテムは、別の記事にまとめているので、参考にしてください。
私が2023年に行った世界一周旅で、機内持ち込み荷物に厳しいLCC(格安航空会社)を何度か利用しましたが、一度もこのバックパックで引っかかったことはないです。
国内線と国際線のLCCいずれも大丈夫でした!
女性の体形に合うバックパック
画像は2024年モデルですが、メーカーの公式サイトによると、私が購入した2022年のモデルと基本機能は同じようですが、撥水性の大幅向上したようです。
1年ほど、このバックパックと旅をして気づいたメリットは以下の通り。
もちろん、バックパックを機内に持ち込まず、預け荷物にすることは可能です。その際は、40Lサイズ以上でも問題ありません。
おすすめのバックパックのミレー(MILLET)の「ウィメンズ|サースフェー」は、50Lと60Lもあります。ただ、20kg超えの重いバックパックを女性が背負うのは非常に大変。同等の重さを家で背負ってから、バックパックの購入をおすすめします。
お土産を買う予定があり、帰りの荷物が15kg以上になりそうなら、私はスーツケースで行きます
こちらは、30Lサイズバックパック↓
メインバックの付属品を忘れずに
スーツケースをメインバックにする際は、スーツケースに巻くベルト。バックパックの場合は、レインカバーをお忘れなく。
「スーツケースベルト」を付けることで防犯対策を強化したり、スーツケースの荷崩れ防止、留め具が壊れた際の応急処置に役立ちます。長期旅行は何が起こるか分かりません。
スーツケースベルトは、丈夫な材質で、ベルトの長さを調整可能なものを選びます。長期旅行には、しっかりホールドできる十字型が安心です。
以下の商品は、スーツケース預ける際に施錠できる「TSAロック」付きのベルトで便利。TSAロックなら、空港で抜き打ち検査をされる時、特殊な合鍵が使える構造なので鍵を壊されずに済みます。
バックパックの「レインカバー」は雨除け目的もありますが、移動時のバックパックの傷や汚れ防止、また防犯対策にもなるので必須です。スリが多い国では、バスや電車に乗る際にレインカバーをつけておくとスリ対策ができます。
おすすめのミレー(MILLET)の「ウィメンズ|サースフェー 40+5」に合うレインカバーは、バックパック60L対応のサイズが良いです。荷物がたくさんある際は、サイドストラップを調整すると、5L分の容量が増えて、バッグの高さが増します。
以下商品のように大きいサイズだと、バッグをしっかり覆うことができ、雨風が防げます。好きなカラーで良いと思います。
キャスター付きバックパック
バックパックのように背負えて、スーツケースのように転ががせるハイブリット型のバッグがあります。
バックパックの方が使い勝手が良さそうでも、重いバッグを背負うのが大変と思っている人にGood!
私は利用したことはありませんが、旅中に出会ったアジア人女性の中には、この「キャスター(車輪)付きバックパック」で長期旅行者している人が何人かいました。欧米人の女性は、キャスター無しのバックパックです。
キャスターや引っ張るためのハンドルが追加される分、重さが増える点は注意。ただ、以下にメリットを見いだせるのであれば検討していいと思います。
長期旅行をしている女性に人気のキャスター付きバックパックは、ソロツーリストの「アブロードキャリー」。機能性が高く、重さは比較的軽めです。ソロツーリストは、バックパッカー向けにこだわったデザインが得意な、旅好きには有名なブランドです。
機内持ち込み荷物できる最大サイズは、「アブロードキャリー43」。重量は約2.75kg、容量は43Lです。
同ブランドが出している、「アブロードキャリー43」専用のレインカバーがあります。
繰り返しですが、雨除け目的以外に、バッグの傷や汚れ防止、また防犯対策(スリを防ぐ)になるので、必ず着けます。
旅を快適にする、女性向け便利アイテム
出発に向け、旅の持ち物を準備中ですか?
別記事で、これまで50か国以上を旅行した経験を元に、旅に持って行くと便利で旅が快適になる、女性向けの厳選アイテムを紹介しています。
快適に長期旅行するには、「必要最低限な持ち物で身軽」が鉄則。なので、どのアイテムも軽くて、コンパクトなものばかりです。
詳しくは、以下の記事をチェックしてください。
(2)サブバッグの選び方
飛行機やバス移動時の機内持ち込むバッグや、観光する際のバッグとして使用するのが「サブバック」。自分の旅の行先や目的、ファッションを考えて選ぶと良いですが、「リュックサック」か「ハンドバッグ」の利便性が高いと思います。
長期旅行者がサブバックを選ぶポイントは、デザインではなく、「容量」と「機能性」です。移動時に機内持ち込みするバッグにもなるので、持ち込むアイテムが入る容量がある必要があります。機能性が高いバッグは軽くて丈夫、また、トレッキングや登山などアクティビティで使用することができます。
私は幾つかのリュックサックを持っていますが、世界一周旅行をする時に、機能性が高いものを購入しました。機能性が高いリュックサックを新たに購入した理由は、
バックパックをメインにする場合、背中に「バックパック」、正面に「サブバック」を持つよ~
おすすめのリュックサック
いくつかの国を周遊しながら、1か月以上を旅行する人は「リュックサック」が便利。リュックサックの一番のメリットは、両手を開けて移動できること。特に女性が重いバックパックを背負っている時にハンドバッグを持っていると、盗難の対象になりやすいです(盗みやすいので)。
私が世界一周旅行に持って行ったのは、高機能ながらに640gと軽量のカリマー(Karrimor)の「sector 25」。機能性重視ですが、丸みのあるデザインで可愛らしくて気に入っています。
小ぶりに見えますが、PCを入れてもたっぷり容量の優れもの。背面にクッション性のパネルが入っているので、ちょっとした衝撃があってもノートPCを運ぶのに安心でした。
ネパールで6泊7日のトレッキングをした際、必要なもの(寝袋は無し)が入るほどの大容量。レインウェアや防寒具など、このリュックサックに入れた具体的なアイテムは、以下の記事でリストアップしています。
この「sector 25」は、ザック内部にジッパーがあり、二分割(二層)できる構造になっており便利。これにより、例えば、重めのカメラや衣類を下層に入れた際、ザックからの取り出しがスムーズ!もちろん、ジッパーをせず、1層で使用することも可能です。
ミラーレスカメラなど、下層をカメラバックとしても利用できます
上の写真でいうと、赤い斜線部分が仕切りになります。下層に衣類を入れていますが、二層式なので、上から衣類は見えません。
このリュックサックと、1年ほど旅をして気に入ったポイントは以下の通り。
リュックサックの防犯対策も重要
鍵のないリュックサックのファスナーの引き手部分には、「TSAロック」で施錠を忘れずに。私は、スリが多くない街でも、背中にリュックサックを背負う時は施錠しました。取り付けが楽なケーブルタイプがおすすめです。
TSAロックって、地味に重いです。。
以下のスリム型の商品は、60gの軽量タイプ。海外旅行には、鍵は2~3個あるとOK。軽いものを選ぶと持ち運びに便利です。
他におすすめの防犯グッズ
治安の良い環境に住み慣れている日本人は、警戒心が薄くなりがちで犯罪に巻き込まれやすいです。特に、治安が悪いと言われる地域や、土地勘がない場所に行く時、また、一人旅や女性だけの旅などは、犯罪に巻き込まれないか心配になりますよね。
私がこれまで訪れた50以上の国には、ベネズエラやコロンビアなど南米の国々も含みます。実際、ブラジルでひったくりされた経験もあります。別の記事で、役立つ防犯グッズや、防犯の心構えなどを紹介しています。
詳しくは、以下の記事をチェックしてください。
(3)ミニバッグの選び方
ミニバッグは、観光時に使用する小さいバッグです。街歩きの時は防犯面も考えて、前掛けできるショルダーバッグがおすすめ。
海外はミネラルウォーターを購入する所がほとんどなので、ペットボトル500mlは常に持ち歩きます。なので、ペットボトル500m、財布、スマホ+αが入る容量が必要です。
軽くて、生地とベルトが丈夫であることも重要。防犯対策をする時は前に抱える形で持つので、ベルトの調整が簡単にできることも確認したいです。
治安が悪い南米の都市を、ショルダーバッグで歩きましたが、盗難にあうことはなかったです
道が未塗装の国や雨の日に外歩きをすると、砂ぼこりや泥で汚れるので、汚れが目立たない暗い色がおすすめ。ショルダーバッグを頻繁に洗濯するのが難しいからです。
メインバックやサブバックと比べると、ショルダーバッグは毎日使うので、長期旅行を終える頃には愛着が湧いてくるほど。デザインは気に入ったものを選ぶといいです。
おすすめのショルダーバッグ
私が選んだのは、アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)の「横型ショルダーバッグ(容量4L)」。
アウトドアプロダクツは、「アウトドア愛好家に好まれる日用品を作りたい」という想いからスタートしたアメリカ西海岸生まれのブランド。アウトドアで使用できる機能性を持ちながら、デイパックとしても使えるデザインが人気です。
私がこのショルダーバッグを気に入ったポイントは以下の通り。
まとめ:旅の相棒のバッグ選びは、慎重に
自分の長期旅行に最適なバッグは見つかりそうですか?
今回の記事で紹介したこと
1か月以上の長期旅行に行く人は、以下の3つのバッグを準備します。
- 持参するアイテムを入れる「メインバッグ」
- 移動時の機内持ち込みアイテムを入れる「サブバッグ」
- 街歩きなどをする時に使う「ミニバッグ」
機内持ち込みOKのバックパックは、40L以下でした。
おすすめのメインバッグは、
女性の体形に合う「ミレーのバックパック」
防犯対策にもなる「レインカバー」
バックパックのように背負える、キャスター付きバッグのおすすめは、
長期旅行をしている女性に人気の「ハイブリット型バッグ」
ハイブリット型バッグ用の「レインカバー」
スーツケースの防犯対策には、スーツケースベルトをお忘れなく。
施錠できる十字型「スーツケースベルト」
長期旅行者がサブバックを選ぶポイントは、「容量」と「機能性」でした。
おすすめのサブバッグは、
二分割できる、可愛らしいフォルムの「リュックサック」
【60g】防犯対策にケーブルタイプの鍵
街歩きの時は、防犯対策を考えて、前に抱えて持てるショルダーバッグが安心。長期旅行者がミニパックを選ぶポイントは3つでした。
- 容量
- 機能性
- デザイン
おすすめのミニバッグは、
ペットボトルも入る大容量の「前掛けショルダーバッグ」
旅の快適度を左右するバッグ選びは重要です。この記事を参考に、満足のいく長期旅行用バッグ選びができることを願っています。みなさん、良い旅を!
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