【ビーマンバングラデシュ航空|搭乗記】成田=ダッカ線はコスパ抜群でおすすめ!

7万円を切るチケットで2023年11月にネパールに行ってきました。往復10万円はすると聞いてたので、破格の安さに少し不安を感じながら、9月に就航したばかりのビーマンバングラデシュ航空の成田=ダッカ線に乗りました。

この記事を読むと
  • ビーマンバングラデシュ航空の成田=ダッカ線を利用するか検討できます
  • ダッカ空港のトランジットエリアの様子が分かります

ビーマンバングラデシュ航空とは

ビーマンバングラデシュ航空はバングラデシュの国営航空会社です。2023年9月より、バングラデシュの首都ダッカから日本への初の直行便が就航しています。日本直行便の特徴は、

  • ダッカ発は月曜と水曜、金曜で、日本・成田発は火曜、木曜、土曜
  • 成田第1ターミナル北ウイングに乗り入れ
  • 機材はボーイング787-8型機

ネパール往復7万円のチケット

ネパール旅行を考えていた私は、東京=カトマンズの往復便を探していました。スカイスキャナーで最安だったのは中国系航空会社。以前、中国系航空会社を利用した際、2時間荷物待ちした挙句トランジットに失敗し、丸一日無駄にした辛い経験があり、なかなか気がすすみませんでした。。。

そんな中、Kiwi.comで見つけたのがビーマンバングラデシュ航空のダッカ経由便。航空会社の公式サイトでは20%offキャンペーン中で、驚きの航空代金は「56,000円」!税などで最終「68,360円」でした。コロナ禍前でもネパール往復は10万円すると聞いてたので、安すぎるチケットと、聞いたことのない航空会社に不安を感じながらリサーチをしてみました。

安い海外航空券を探す具体的な方法は、別記事にまとめています。

悪い口コミを鵜吞みにしなくて良かった

航空券を購入したのは、ビーマンバングラデシュ航空の成田=ダッカ直行便が始まったばかりの2023年9月。「ビーマンバングラデシュ航空」と検索して出てくるのは、海外で搭乗した人の口コミで、『機体が古い』、『遅延する』、『機内スタッフが無礼』など良いものではありませんでした。

それでもチケットを購入したのは、機材はボーイング787型、中国系航空会社でない、そして破格の安さに惹かれたからです。

利用した結果、大満足な空旅となりました!
特に「成田=ダッカ線」は、直行便の利便性や、最低限の設備とサービスで安いチケットを探している人にとって、コスパの良い料金設定だと思います。ダッカ経由でネパールに行った私にとって唯一マイナスだったのは、帰りにダッカでの乗継に9時間待ったこと(行きの乗継は1時間30分)。この待ち時間を分かってチケットを購入しましたが、長時間、硬い椅子に座るのは辛かったです(泣)

前置きが長くなりましたが、この記事では就航したばかりの成田=ダッカ線に乗った体験を中心にお伝えします。

フライト情報【行き】

区間成田 ➡ ダッカ
便名BG377便
出発時間11時00分 成田発
到着時間15時00分 ダッカ着
飛行時間7時間00分
機種B787-8
クラスエコノミー
区間ダッカ ➡ カトマンズ
便名BG373便
出発時間16時30分 ダッカ発
到着時間17時45分 カトマンズ着
飛行時間1時間30分
機種B737-800
クラスエコノミー

フライト情報【帰り】

区間カトマンズ ➡ ダッカ
便名BG372便
出発時間12時40分 カトマンズ発
到着時間14時15分 ダッカ着
飛行時間1時間20分
機種B737-800
クラスエコノミー
区間ダッカ ➡ 成田
便名BG376便
出発時間23時45分 ダッカ発
到着時間翌日 9時15分 成田着
飛行時間6時間30分
機種B787-8
クラスエコノミー

7時間の直行便で、成田からダッカへ

チェックインは、成田第1ターミナル 北ウイング。カウンターの位置は、一番奥の「F」です。出発の2時間30分前に到着しましたが、チェックインで少し列ができていました。荷物が多い乗客もいましたが、列を整理する係の人もおりスムーズに進みました。

15番ゲートから搭乗

搭乗ゲート近くは、ゆったり寛げるソファや畳スペースがありました。これなら早めに到着しても大丈夫ですね。

搭乗時間になっても案内がなく不安になりましたが、乗客が多くなかったこともあってか、ほぼ時間通りに飛び立ちました。

機内は清潔で快適

成田発ダッカ行に乗ったのは火曜日。日本人の乗客はまばら、多くが外国人という印象。搭乗率は6割ほどで、贅沢に1人で3席を使えるほど後部席はガラガラでした。夜の飛行ではありませんでしたが、最初の食事を取った後に電気が消され、ほとんどの人が横になって寝ていました。

エコノミー座席は、3 – 3 – 3の1列あたり9席。椅子は腰部のサポートが効いて、とても座りやすかったです。前の椅子との距離が狭い印象はなし。アメニティは、イヤホン、袋入りブランケット、枕(画像で緑色のもの)。

機内エンターテインメントとして各座席にはモニターがあり、日本語は非対応。映画、音楽、ゲーム、ニュースなど一通り揃っています。映画は、バングラデシュのものと、限られた数のハリウッド映画を英語で見ることができました。料金を考えると納得です。

残念ながら、スマホを充電するUSBポートは完備されていません。フライト時間は約7時間と長くないので大丈夫と思いますが、必要な人はモバイルバッテリーを持ち込んだ方がいいです。

化粧室はシンプルなつくり。画像は、離陸前に撮影したのできれいです。乗客が使い始めると、それなりに汚れていました。フライト中に掃除されていた様子はなかったです。

コストカットできることは可能な限りしている印象の機内。シンプルな設備ですが、とにかく椅子の座り心地が良く私には十分でした。

機内食は2回提供、食事前後のドリンク提供あり

離陸してすぐに提供された1回目の食事は、チキンとパスタ。これにパン、サラダとデザートが付きます。味は可もなく不可もなくで、和食はなかったようです。

着陸直前に2回目の食事が出ます。ビーフのパスタとパン。焼きそばに似た味付けで、こちらも可もなく不可もない味。

食事提供の前は、ソフトドリンクが出されます。アルコールはなく、炭酸、ジュース、もしくは水という限られた選択肢。食後はコーヒーか紅茶を出してくれます。

食事の味はともかく、破格チケットなのに2回も食事が出て感謝です!

フライトアテンダントは、男性が多め。笑顔は控えめですが、きびきびと仕事をしている印象でした。

着陸間近になると、機内にレインボー電飾が付きました。バングラデシュ着陸に向けて気持ちが盛り上がります♪

ダッカには予定より少し遅れて到着。トランジットする建物では、カトマンズ行きの客を誘導する人が待機していました。他に乗継便の案内はされていなかったので分かりやすかったです。乗継に1時間ほどしかなかったため、足早にカトマンズ行きの飛行機に乗り換えました。

ダッカのシャージャラル国際空港の「トランジットビザ」は、不要でした(2023年11月時点)。

1時間30分の飛行で、ダッカからカトマンズへ

ダッカ=カトマンズ線の搭乗率は9割ほど。エコノミー座席は、3 – 3の1列あたり6席。成田=ダッカ線より前の椅子との距離が近い印象でした。

飛行時間は短いので映画はありませんが、いちおうエンターテインメントはあります。そして、この機体はUSBポート完備でスマホが充電できました!

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驚きの食事提供あり

1時間30分と短い飛行時間にも関わらず、サンドイッチとデザートの軽食がでます!これに加えて、炭酸ペットボトルもくれました。食事を片付けると間もなくカトマンズに着陸です。

SIMカード購入やタクシーなどカトマンズの空港内について、別記事にまとめています。

ネパール観光について、こちらの記事もどうぞ

帰りは、ヒマラヤ飛行のサプライズ

ネパールのカトマンズからは、行きと逆の順をたどり成田に帰ります。カトマンズは水曜日に出発しました。

サリーナスくん
サリーナスくん

帰りの便の設備や食事は、行きとほぼ同じだよ 

奥にヒマラヤ山脈が!(拡大してみてください)

カトマンズを離陸して間もなく、ヒマラヤが左手に見えてきます!雲の上に突き出した8000m級の山々に沿って飛行してくれ、最後の最後までネパールを感じる贅沢な空旅でした。この景色を期待して、左側の窓席を抑えていたので本当に嬉しかったです!

ちなみに、行きは右側の窓席に座りましたが、カトマンズに到着する頃には日が暮れていたので、ヒマラヤは見えませんでした。

ダッカ空港で9時間トランジット

ダッカ空港のトランジットエリア

バングラデシュのダッカに到着すると、成田行きの飛行機に乗る客を係の人が誘導してくれます。カトマンズ=ダッカ線から乗継する人は20~30ほど。ほとんどがネパール人のようで日本人は私だけでした。皆で一緒にトランジットエリアに向かいます。

空港を歩き回っていないので分かりませんが、私が見た限りでは他の空港のように通路に椅子が設置されておらず、乗継便を待つ人はこのエリアで待機しているようでした。そのため常に人が出入りしています。

ダッカ空港のトランジットエリア
  • 軽食やカフェ、お土産屋さんなどがあり。コーヒーは400円ほど、バングラデシュの物価を考えると高め。
  • 椅子は座り心地が良いつくりではなく、長時間座ると腰が痛くなる。
  • クーラーが結構効いているため、ジャケットが必要。
  • 人の出入りが多く、手荷物には気を付けた方がいい。
  • 時間制限なしで無料WiFiが使える。

ダッカに到着後、乗継で9時間待機する私たちに、なんと、トランジットエリアで食事を配ってくれました!チケットを見せると弁当ボックスと水が配られ、中にはチキン焼き飯とデザートが入っていました。ほんのり生姜感じるピリ辛の味付けでした。肉料理の他に、野菜のみも選べました。

食事は実は1回だけでなく、成田行きの飛行機に搭乗する2時間ほど前にも配られました。ただし食事内容は同じです。。

サリーナスくん
サリーナスくん

数え切れないほど飛行機に乗ったけど、トランジットで食事提供してくれたのは初めて!

トランジットの9時間は意外と早く経ちます。私は日本在住のネパール人と話をしたり、PCで作業したりしていました。辛かったのは固い椅子に座り続けること。人の出入りが多い割に椅子は限られているので、散歩に行く訳にいきませんでした。

搭乗率8割超え、深夜便で成田へ

行きと異なり、深夜発の成田行きの飛行機の搭乗率は8割超え。空席は多くありません。私はトランジットでぐったりだったので、ぐっすり寝てしまいました。成田到着前に最後の食事(軽食)が出ます。

約7万円の破格チケットとしては充実したサービスで、とてもコスパが良いと思いました。帰りのダッカ=成田線に乗るための9時間トランジットだけが辛かったですが、それ以外は大満足でした!

ビーマンバングラデシュ航空を利用するか検討できそうですか?

今回の記事で紹介したこと

まずは、成田からダッカの直行便(7時間)について、写真を交えて紹介しました。そして、ダッカからカトマンズに向かう、1時間30分の機内の様子も紹介しました。

帰りのダッカでの9時間トランジットさえ問題なければ、ネパールに行くのに大変コスパの良い航路でした。同乗したネパール人は、成田=カトマンズの直行便を出しているネパール航空よりレベルが高いと絶賛していました。

みなさん、良い旅を!

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サリーナスくん
サリーナスくん

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