ポカラは、ヒマラヤから近く、湖や山に囲まれたのんびりした湖畔の街です。騒々しい首都カトマンズとは対照的。ポカラのおすすめの観光スポットやレストランについてまとめました。
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ポカラとは
ネパールの西側に位置するポカラ(Pokhara)は、ネパールの観光都市です。大喧騒のカトマンズからバスに8~12時間(飛行機で30分)乗れば、空気がきれいでヒマラヤを臨む美しい町に着きます。観光客が多い町の中心地は、カフェ、レストランやショップがたくさんあり、のんびり過ごすのに最適です。治安は良く、危険な雰囲気はありませんでした。
ポカラは、かつてヒッピームーブメントの影響を受けた場所として知られています。今はヒッピーを見かけることはあまりありませんが、その自然豊かなリラックスした環境とのんびりした雰囲気を感じる平和な場所です。
ポカラはトレッキングの出発点としても有名で、近くのアンナプルナサーキットへのゲートウェイとなっています。町中には多くの旅行代理店やトレッキング用品を扱う店があります。
カトマンズのタメル地区の騒々しさが苦手な人は、同じようなものを扱っているポカラで買い物するのがおすすめ!
おすすめの宿泊エリア
ポカラでおすすめの宿泊エリアは、ペワ湖のほとりに位置する「レイクサイド(Lakeside)」。レイクサイドの中心地は、「ハラン・チョーク(Hallan Chowk)」と呼ばれる交差点です。ここから南北に延びるメインストリート沿いに、レストラン、カフェ、バー、ショップが集まります。
レイクサイドの宿泊施設の選択肢は幅広く、バックパッカー向けのホステルから中級ホテルまで揃っています。バスターミナルや空港は、レイクサイドの南東にあります。「ハラン・チョーク」より北にいくほど、観光客が減り静かです。
バスターミナルの場所やカトマンズからの移動は、別記事にまとめています。
おすすめの観光スポットやアクティビティ
ポカラの町中は、ペワ湖以外に絶対に立ち寄りたい観光スポットはありません。癒しの町では、雰囲気の良いカフェや湖畔でのんびり過ごしたり、お土産探しやトレッキング準備の買い物をするのがおすすめです。
トレッキングに行かなくとも、町近くから気軽に8,000m級の壮大なヒマラヤを見ることができるのも魅力です。晴れ必須なので早めに計画を立て、ヒマラヤのパノラマを見てからポカラを旅立ってください。
ペワ湖
ペワ湖(Phewa Lake)は、上述したレイクサイドの目の前に広がる湖で、低い山に囲まれています。湖沿いの遊歩道を散策をしたり、レストランやカフェで食事をするのがおすすめです。
貸しボート屋さんがいくつもあるのでボート遊覧を楽しむこともできます。地元の人の憩いの場でもあるようで、日が暮れるとたくさんの人が散歩をしていました。
ちょっとクレイジーな体験に興味があれば、遊歩道沿いにあるB級テーマパークがおすすめ!テーマパーク内は、ミッキーなど手作りされたキャラクターが置いてあり、Google mapでは「ポカラディズニーランド」となっています(汗)。
安全対策が万全でないため、小さい乗り物でもスリル満点です!乗り物1回あたり200~300円ほど、園内のチケット売り場でチケットを購入します。
観覧車は、景色をゆっくり観る余裕がないほどのスピードでまわる『絶叫マシン』!友達と最高に盛り上がったよー
サランコット
サランコット(Sarangkot)は、ヒマラヤが見えるポカラ近くの絶景スポット。ダウラギリ、アンナプルナ、マナスルなどヒマラヤの美しいパノラマが広がり、雄大な山々が一望できます。夜明けとともに山が黄金に輝いていく様子は神秘的!
サランコットの見どころや行き方は、別記事にまとめています。
アンナプルナ地方のトレッキング
ポカラ発のアンナプルナのトレッキングは、ヒマラヤの壮大な自然だけでなく、ネパールの文化、そして温かいネパールの人々との触れ合いなど魅力がいっぱいです!オーストラリアン・キャンプやプーンヒルなど、最短2日あれば行ける初心者向けのショートトレッキングでも、ヒマラヤ山脈の美しさを十分に体感できます。
ポカラでおすすめのアウトドアショップは、こちらの記事をCHECK
オーストラリアン・キャンプ
オーストラリアン・キャンプは、トレッキングのスタート地点から約1~2時間歩いて到着する展望スポットで、ハイキング感覚で身軽に行くことができます。標高2,200mとあまり高くないので高山病の心配はありません。また、近代的なホテルやレストランが沢山あり、数日間ゆっくりするのもおすすめです。
ポカラよりヒマラヤに近づく分、より迫力ある山が見られ、自然に囲まれてとても気持ちがいいです。朝日と夕日を受けて山が紅く染まる景色は鳥肌ものです!
私は、最短2泊3日で行くことができるマルディヒマールのトレッキング中にオーストラリアン・キャンプに寄りました。オーストラリアン・キャンプの様子は、以下記事の「トレッキング5日目」に詳しく紹介しています。
プーンヒル
壮大なヒマラヤのパノラマビューが見れる展望スポットのプーンヒル(Poon Hill)は、最短1泊2日で行くことが可能で、トレッキング初心者にもおすすめです。ただ、オーストラリアン・キャンプよりも歩く距離が長く、しっかりとしたトレッキングの準備が必要になります。
プーンヒルのトレッキングは、別記事でまとめています。
長期トレッキング
長期間のトレッキングだと2週間ほどかかるアンナプルナ・ベースキャンプ(ABC)が人気です。旅友の話だと、アナプルナやマチャプチャレなどの8,000m級の山々に迫る大感動体験だそうです!!
驚きの絶景は、Google mapでたくさん共有されています。地図の左上にある「拡大地図を表示」をクリックすると画像を見ることができます。
ポカラのおすすめレストラン
ポカラでは、ネパール料理をはじめ、インド、中国、韓国、イタリアなど様々な国の味をリーズナブルに楽しむことができます。ポカラ滞在中に出会ったおすすめのレストランを紹介します。
Rest Point cafe and bar
ペワ湖の目の前にあるリーズナブルなカフェ。ネパール料理、ベジタリアンをはじめサンドイッチやトルコ料理もあり、メニューは豊富です。お酒もあります。フレッシュな食材を使った食事は200ネパールルピー(220円)から。フレンドリーなスタッフはとっても好印象。リラックスした雰囲気で楽しむ朝食や、サンセット時のビールは最高です!
Pokhara Thakali Kitchen
多民族が暮らすネパールで、料理上手として知られるタカリ族の名前を冠したレストラン。カレーやスープ、サイドディッシュがきれいに盛られた野菜のダルバート(ベジターリー)は、550ネパールルピー(610円)。
食べる前に熱いネパールのバター「ギウ」をご飯やカレーにかけてくれます。ダルバートの味は少し濃いめですが、それほど辛くないです。花が飾られた素敵な内装のレストランで、特に女性におすすめです。
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Movie Garden
Movie Gardenは、竹林のガーデンにある屋外映画館。毎晩異なる映画が上映されており、旅やヒマラヤに関連した映画が多いようでした。上映中は暗くなり、音も映像のクオリティもGood。キャンドルや毛布、クッションなどが用意され、リラックスした雰囲気で映画を楽しめます。屋根があるので雨でも安心です。
入場料は350ネパールルピー、それに食事をしても1,000円ほど。ピザやポップコーンといった軽食、ソフトドリンクやアルコールが楽しめます。
All In One Restaurant
地元の友達がおすすめしてくれた、家族経営の雰囲気の良いカフェ。オーガニック食材で調理された料理は、優しい味がして美味しかったです。野菜モモが200ネパールルピー(220円)など、とてもリーズナブルな値段。オーナーはフレンドリーな人で、メニューについて丁寧に教えてくれました。
夜はライブミュージックやジャムセッションがあるようで、観光客だけでなく地元の人も訪れるバーになるようです。機会があれば行ってみたかったです。
ふじやま
ふじやまは、良心価格で美味しい日本食が食べられるレストラン。丼もの、麺類、一品料理、弁当などメニューは豊富です。味噌汁はきちんと出汁の味がして、てんぷらはサクサク、カレーも日本の味でした。丼ものは600ネパールルピー(660円)から、一品料理も高くないです。
1週間のトレッキングから帰ってきて食べた日本の味は、身に染みました!
まとめ:ゆっくり滞在したい、癒しの街ポカラ
ポカラの街のイメージは持てましたか?
今回の記事で紹介したこと
まずは、ポカラの人気の宿泊エリアを紹介しました。おすすめは、ペワ湖のほとりに位置する「レイクサイド(Lakeside)」。
ポカラは、雰囲気の良いカフェや湖畔でのんびり過ごすだけでなく、チェックしたい観光スポットもありました。また、国際色豊かな食事を楽しむことができます。
ゆっくり時間が流れる癒しの街ポカラと、喧騒の首都カトマンズのギャップも是非楽しんでください。
みなさん、良い旅を!
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます
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