これまで50か国以上を旅した経験を元に、海外旅行で日本から最低限持っていきたい、ヘルスケア用品とスキンケア用品をまとめました。旅先で起こりやすい症状を踏まえた薬や衛生用品の内容、商品を選ぶ際の注意点なども分かりやすく紹介します。
記事内に広告が含まれています。
日本から持参するアイテムの選び方
身軽に旅するコツは以下3つ。これを踏まえ、日本から持って行くアイテムを選びます。
- 必要な物だけ、必要な分量を持っていく。
- 液体など重いものは最低限に。
- なるべく軽い、コンパクトなアイテムを選ぶ。
日本から持参するアイテムは、現地でも買えるものではなく日本でしか手に入らない、もしくは現地購入のメリットが低いものを選ぶといいです。
特に、1か月以上の長期旅行や、世界一周を予定している人は、軽くコンパクトな荷物にパッキングできるかが、旅の快適さを左右します。
ヘルスケア用品
現地で購入することも可能ですが、ヘルスケア用品は、普段使い慣れたものを持って行った方が安心です。特に薬は、日本で規定されている成分量より多めに配合されたり、言葉のハードルで細かい成分が分からないことが多いです。
海外旅行に必須なヘルスケア用品のリストです。
準備の際の注意点を含め、一つずつ説明します。
「薬」を旅のお守りに
処方薬など普段飲んでいるお薬がある場合は忘れずに。また、慣れない環境で体調を崩した時、英語や現地の言葉で薬局で症状を説明するのは難しいので、市販薬を持って行くと安心です。
日本では処方できない成分が海外で購入できることがあります。現地の言葉や状況に詳しくないと、知らないうちに、抗生物質など扱いに注意が必要な薬が安易に処方される場合があるので注意です。
旅行をする際は、以下の薬を小分け袋などに入れて必要分持っていくといいです。ガラス瓶や紙箱、説明書などは重いです。ただし、袋に入れ替える際に、薬の用法・用量をメモすることを忘れずに。
以下は、旅先で起こりやすい症状に対応できるラインナップ。私が長期旅行の際も持って行く薬の種類は変わりません。
薬は無くすと大変なので、すべて機内持ち込みした方がいいです
腹痛・下痢
下痢、食あたり、消化不良などの症状には、ラッパのマークの「正露丸」。糖衣錠は匂いが気にならないのでおすすめです。
胃もたれ・胃痛
消化不良、胃もたれ、胸やけに定番の「太田胃散」。海外の食事が合わない時にも、これがあると安心です。
乗り物酔い
乗りもの酔い症状の予防、また症状を緩和するのに有効な酔い止め薬は、乗物に乗るアクティビティ用に。また、山道や未塗装の悪路の車移動の際も飲んでおくと安心です。
大人用と容量の異なる、子供用の乗り物酔い止め薬もあります。
発熱や、頭痛・生理痛などの痛み
発熱や痛みに、早くよく効く鎮痛剤も持参すると安心です。酸化マグネシウムを配合し、胃に優しい成分が配合された「イブクイック頭痛薬DX」がおすすめ。
便秘
栄養バランスが偏った食事や、環境の変化によるストレス、睡眠不足などの理由で、旅行中に便秘になりがちな人もいるのではないでしょうか。便秘薬は必須ではないですが、体調不良が続くと旅行が楽しめないので私は必ず持って行きます。
普段便秘薬を飲まない人にもおすすめなのは、自然に近いお通じを促す成分で、薬が癖にならず安心な「新ウィズワン」。食物繊維(プランタゴ・オバタ種皮)と、生薬(センノシド,カスカラサグラダ)が配合された便秘薬です。
深い傷でも慌てない「絆創膏」
絆創膏は現地でも購入できますが。数枚持っていると何かあった時にすぐに対応できます。旅先では、いつもより沢山歩くので靴擦れをすることも。
普通の絆創膏と一緒に、数枚持って行きたいのは「キズパワーパッド」。特に深い傷に効果的!傷を乾かさずに自然治癒力を活用する「湿潤療法」の仕組みで、早くきれいに治ります。
ガラスを割って切り傷をつくった時、「湿潤療法」のおかげで傷はきれいに!
絆創膏は軽いので、数枚持っていくと、深い傷に慌てることなく安心です。
使い慣れた「コンタクトレンズ&めがね」
コンタクトレンズやメガネは、普段使い慣れたものを持参します。それぞれ、洗浄液やメガネケースなどを忘れずに。
私は裸眼なので詳細は分かりませんが、旅先の薬局でコンタクトレンズの洗浄液を時々見かけました。液体は重いので、長期旅行時は事前に現地情報を集めて、対策を考えた方がいいです。
ちょっとした掃除に「綿棒」
綿棒は、耳掃除だけではなく、カメラやパソコンの砂を取ったり掃除にも使えるので便利。海外製品は、日本のものほど品質が良くないため、日本の綿棒を数本持っていくのがおすすめです。
旅行時、ケースは持って行かず、必要分のみ持参します。
呼吸がしやすい、高機能「マスク」
乾燥予防対策や大気汚染対策にマスクは有効!飛行機で付けると喉が乾燥せず、風邪をひくリスクが軽減します。特に、砂ほこりが酷い未塗装道路や、排気ガスが酷い途上国、湿度が低い地域へ行く時に、マスクは必須アイテム。
おすすめのマスクは、医療や介護の現場で使用される「サージカルマスク」。通気性の良い、3層構造の不織布でできています。
以下の商品は、5枚入りの小包装で便利。耳が痛くなりにくいゴム採用で、隙間ができにくい立体密着構造。効果が検査済の商品で安心です。
カミソリ・シェーバー
カミソリの現地調達は可能です。ただ、切れ味が良くないものや肌に合わないものもあるので、日本から持参が良いです。海外のホテルにカミソリが置いていない場合が多いです。
カミソリを持参する際、基本的には預け入れ荷物としてチェックインカウンターで預けるのが安心です。ただ、航空会社によって、T字型カミソリや小型カミソリなどであれば機内に手荷物として持ち込みが可能な場合もありますが、事前確認した方がいいです。
髭剃りやシェーバーを持って行く人もいると思います。電気シェーバーは手荷物として機内持ち込みできます。
女性用アイテム「生理用品」
以前は外国製の生理用品はクオリティが悪いと言われていましたが、今は気にするほど悪いクオリティのものは無いです。長期旅行の際は現地調達でOKなので、日本から数日分を持っていけば大丈夫です。サニタリーショーツは探すのが大変なので、持って行った方がいいです。
ナプキンは、衣類圧縮袋で小さくなります!
荷物がかさばらないよう、コンパクトなナプキンがおすすめ。コンパクトな夜用ナプキンはあまり見かけなかったので、荷物の負担にならない程度に日本から持っていくといいです。
「月経カップ」知っていますか?
月経カップは、ナプキンやタンポンが不要になり、繰り返し使用できる医療用シリコン製のカップです。ナプキンを使わないので、生理中の気になるモレ・ムレ・においが軽減されると評判。
慣れれば、ジムやプール、就寝時に使用してOK。シリコン製でとっても軽いので持ち運びのストレスがありません。長旅でナプキンを大量に持ち運ぶ必要がなくなるのが嬉しいです。
私は外国製品を持っていますが、以下リンクから見れる月経カップ「Nopra Cup」は、日本人のために日本で企画された商品で、こちらの方が体形に合っていて、値段が安いです。
スキンケア用品
化粧品やスキンケア用品など現地調達できるものもありますが、成分が分かって安心して利用でき、機能性が高いものを持って行くのがおすすめ。身軽に旅行したいのであれば、重い液体などを多く持参しないよう注意です。
衛星管理や乾燥対策として、必要最低限の量を持って行ってね
以下が海外旅行に必須なスキンケア用品のリスト。
それでは、準備の際の注意点を含めて一つずつ説明します。
環境に優しい、強い紫外線に負けない「日焼け止め」
旅中は必然的に屋外にいる時間が長くなります。海外の強い紫外線を浴び続けると、肌がダメージを受けたり、シミの原因を作ることになり、痛い目にあいます。最悪、肌が火傷して眠れない夜を過ごすことに。。
現地で購入することも可能ですが、効果が高く、落ちにくい、ベタつきにくいなど使い心地が良い日本製の日焼け止めを最低限持っていくことをおすすめします。現地の日焼け止めは、日本人の肌に刺激が強いこともあります。
日焼け止めを購入する際は、注意点があります。例えば、ハワイなど、環境保護の観点から、日焼け止めの成分を規制している国があります。渡航先の大使館のウェブサイトなどで渡航先の情報を確認してから購入するのがおすすめ。
おすすめの日焼け止めは、「アリィー(ALLIE)クロノビューティ ジェルUV EX 90g」。90gサイズだと、顔・からだに惜しみなく使えます。
「ビーチフレンドリー処方(※)」で、サンゴ礁や海洋生物にとって有害となる成分が排除された、環境に配慮された成分で作られています。
渡航先の紫外線量に合った日焼け止めを選ぶためにも、SPFやPAは要チェック
旅行期間が長い人には、大容量タイプもあります ↓
「日傘」も併せて持参したい
必須アイテムではないですが「日傘」もおすすめ。暑さ対策の帽子で日差しから頭は守れても、帽子でカバーしきれない体が暑くなり、海外の強い日差しで体はバテバテになります。
雨傘を持って行くのであれば、「晴雨兼用タイプ」が便利。軽量であれば持ち運びは苦になりません。紫外線対策だけでなく、熱中症予防にもなるので、日差しの強い地域に観光する人は持参を強くおすすめします。
晴雨兼用は、表面に撥水&防水加工が施されてるから、雨の時も使えて便利だよ~
メーカー名は分かりませんが、以下のリンクから購入できる180gの軽量の晴雨兼用折りたたみ傘がおすすめ。一級遮光&完全UVカットの生地を使用していて、遮熱性もしっかりあります。傘の直径は88cmなので、通常の折りたたみ傘サイズです。カーボンファイバー素材を使用。
ウェットティッシュ、ハンカチ、ティッシュ
ハンカチ、ティッシュに加えて、ウェットティッシュも旅の必須品。先進国でも、不衛生な公衆トイレがある国もあります。手洗い場がないということも。また、屋台などで皿やカトラリーの衛生面が不安な場合、ウェットティッシュがあると便利です。
ウェットティッシュは現地で手に入りますが、除菌やトイレに流せるなど高機能なものとなると、現地の言葉が堪能でないと分かりません。
おすすめは、携帯用のウェットティッシュ。長期旅行の際も、一度開封すると長く使えないので小さいサイズで良いと思います。また、ウェットティッシュは液体を含むため重いので、必要最低限の持参がおすすめ。
長期トレッキングなど、シャワーが浴びれない時や大量に汗をかいた時、ウェットティッシュで体を拭くだけでもだいぶ気分は変わります。顔などの皮膚が弱い所にも使えるのは、ノンアルコールタイプです。
【乾燥対策】ハンドクリーム、リップクリーム
飛行機の中、また、湿度が低い地域も行く人もクリームは欠かせないです。乾燥予防のためのハンドクリームとリップクリームは、どの国で大抵手に入るので「トラベルサイズ」の持参がおすすめ。
ハンドクリームを持って行けば、ボディクリームは現地調達で大丈夫だよ
リップクリームは、潤浸保湿セラミド機能成分が配合され、潤い保持力が高い「花王 キュレル」がおすすめ。しっかり乾燥予防をしてくれつつ、敏感肌にも対応したコスパの良い商品です。
男性はリップクリームを忘れがちなので気を付けてください。旅中に、乾燥した痛々しい唇をした人を何人か見ました。。
日本で使用している軟水と異なり、硬水の地域を旅する際は体が慣れておらず肌荒れを起こす人が多いです。ハンドクリームは液体物なので、飛行機に持ち込む際は容量に気をつけてください。
ハンドクリームのおすすめは、「カルテHD ハンドクリーム」。ヘパリン類似物質による優れた保水力だけでなく、バリア機能を立て直しも期待できます。使うたびうるおいが向上するので、乾燥した肌に効果的です。べたつかないので、塗ってすぐに行動してOK。
コスメグッズ
化粧水など液体は重いし、化粧品も結構な重量になり、旅に何のアイテムを、どれだけ持って行くか悩みませんか?
1年ほど長期旅行した経験を元に、コスメグッズを選ぶポイントや、おすすめ商品を厳選しました。詳しくは、以下の記事をチェックしてください。
まとめ:注意点を踏まえて、必要なアイテムを厳選
日本から持ってく、ヘルスケア用品とスキンケア用品をリストアップできましたか?
今回の記事で紹介したこと
ヘルスケア用品は、普段から使い慣れたものを持って行った方が安心です。
スキンケア用品も、成分が分かって安心して利用でき、機能性が高いものを持って行くのがおすすめです。
ヘルスケア用品の頑丈な容器や、液体が多いスキンケア用品は重くなりがちです。コンパクトに荷造りするコツは以下3つでした。
- 必要な物だけ、必要な分量を持っていく。
- 液体など重いものは最低限に。
- なるべく軽い、コンパクトなアイテムを選ぶ。
みなさん、良い旅を!
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます
この記事がお役に立ちましたら、下記より「応援」をいただけると、励みになります!旅に役立つ記事制作に繋げていきます。
応援は100円~、アカウント登録不要で送れるよ