プーンヒルへトレッキングするも天候に恵まれず、アンナプルナ連峰をきれいに見ることは叶いませんでした。そこで、ポカラに住む友達が連れて行ってくれたのは、雄大な山々が一望できる絶景スポットの「サランコット」!展望台から見えるヒマラヤの様子や行き方など、詳しく説明します。
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サランコットとは
ポカラの標高は約800m。その町のすぐ近くにアンナプルナ連峰と言われる8,000m級の山々がそびえています。中でも特に目立つマチャプチャレ(6,997m)は、町の中心地近くのペワ湖から28kmの近さです。ただ、レイクサイドのホテルやメインロードからは、建物や低い山に遮られヒマラヤは見えにくいです。
そこで訪れたいのが「サランコット(Sarangkot)」。ペワ湖近くの1,600mほどの高さの絶景スポットからは、ダウラギリ、アンナプルナ、マナスルなどヒマラヤの美しいパノラマが広がり、雄大な山々が一望できます。夜明けとともに山が黄金に輝いていく様子は、本当に神秘的です!
サランコットから見る朝日とヒマラヤ
日の出前にサランコットに到着。少し待つと、右手から日が昇ってきます。空がうっすら明るみ始め、目の前に広がるヒマラヤが少しずつ姿を現します。
標高1,600mあるサランコットの朝は寒いよ~!防寒具を忘れずにね
山の頂上が柔らかな光に照らされ、徐々に黄金に輝いていく様は息をのむ美しさです。日が昇り始めると、遊覧飛行をする飛行機が次々と通り過ぎていく音が聞こえます。
7,000~8,000m級の山が連なるアナプルナ山群の中でも印象的なのが、三角に尖ったマチャプチャレ(Machapuchare)。標高6,997mの山で、神聖な山として地元の人から崇敬されていて、登山が許可されていません。他の山より標高は高くありませんが、ポカラ寄りにあるため大きく見えます。
空に突き出すような形をしたマチャプチャレは、ネパール語で「魚のしっぽ」の意味で、魚の尾びれのように見える美しい峰を持つことで知られています。ここサランコットからは1つの峰しか見せませんが、ポカラから最短2泊3日で行くことができるマルディヒマールから見るときれいに2つ見えます。
マルディヒマールへトレッキングは、別記事で詳しく紹介しています。
山の朝焼けが終わり少し経つと、ヒマラヤは一層はっきり見えます。マチャプチャレは、さらにキリっと見えました。念願のヒマラヤをきれいに見ることができ、帰る時は後ろ髪を引かれる思いでした。。
サランコットの行き方
サランコットへは、ポカラのレイクサイドからタクシーで30分ほど。6時頃の日の出に合わせ、朝5時過ぎにはレイクサイドを出発する必要があります。タクシーを使わずレイクサイドから登ることも可能で、行きは3時間ほど、帰りは2時間ほどかかるようです。
日の出の時間は時期によって異なるので、行く前に確認した方が良いです
ポカラでタクシーに乗った時に聞いたドライバーさんによると、片道1200ネパールルピー(1300円)ほどだそうです。早朝なのでタクシー利用時は予約した方がいいと思います。値段交渉する際は、ポカラで使える配車アプリ「in Drive」の値段を参考にするといいと思います。
サランコットからヒマラヤ鑑賞というと、以下地図の有料の展望台に行くのが定番そうですが、私はポカラに住む友達に、サランコットエリアにある別の展望台に連れて行ってもらいました。
サランコットの丘付近にも宿泊施設があります。ロッジやホテルなど幾つか選択肢があるので、絶景を見ながらのんびり過ごすのもいいかもしれません。
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ネパール人の友達が連れて行ってくれた展望台
ネパール人の友達が連れて行ってくれた場所は、以下地図の展望台。Google map上では「Sarangkot Sunrise Pokhara」となっています。『定番の有料展望台』の2kmほど手前で、こちらは無料です。
この展望台は、目の前を大きく遮るものがなく綺麗にヒマラヤと朝日を見られました。ただ、手前にある低い山が左手に広がるヒマラヤに被って見えたので、もしかしたらココから左側に位置する『定番の有料展望台』からは、より被って見えるのかもしれません。
定番の展望台よりポカラに近く、無料で入れるおすすめの絶景スポットです
注意点は、早めに到着して場所取りすること。当日はかなり混雑していて、上の写真は、日が昇ってだいぶ人が帰り減った状態です。
日本山妙法寺からもヒマラヤは見えるけど。。
ポカラから気軽にヒマラヤを鑑賞できる絶景スポットは、この記事で紹介したサランコットの他に、標高1,113mの丘の上にある日本山妙法寺(ワールドピースパゴダ)があります。
日本山妙法寺に行った旅友によると、ヒマラヤのパノラマビューであれば、ヒマラヤに一番近いサランコットがおすすめとのこと。どちらも素晴らしいヒマラヤの景観を楽しめる場所ですが、日本山妙法寺はポカラ湖畔にあり、湖を挟んでアナプルナ山群を見渡す形になります。
地図を見ると分かりやすいですが、南から日本山妙法寺 > ペワ湖 > サランコット > ヒマラヤという位置関係です。
トレッキングに興味がある人は、最短1泊2日から行けるプーンヒルや、最短2泊3日で行けるマルディヒマールがおすすめ!トレッキングの様子は、別記事にまとめています↓
まとめ:翌朝が晴れ予報なら、サランコットへ行くべし
サランコットの展望台に行けそうですか?
サランコットは、ヒマラヤの雄大な山々が一望できる絶景スポット。ポカラから簡単にアクセスでき、きつい山登りをする必要もないので全ての人におすすめです。
今回の記事で紹介したこと
記事では、サランコットの行き方やポカラを出発する時間を紹介しました。
サランコットは晴れ必須なので、早めに計画を立てた方がいいです。アナプルナ山群のパノラマを見てからポカラを旅立ってください。
みなさん、良い旅を!
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