チリ北部のアタカマ砂漠の町から、ボリビアの『天空の鏡張り』で有名なウユニ塩湖に2泊3日で抜ける現地ツアーがあります。チリからボリビアの国境を越えられるだけでなく、3日間が絶景の毎日です。この記事ではツアーの準備として必要なこと全てをお伝えします。
【チリ】 1チリペソ=0.17円(2023年3月時点)
【ボリビア】 1ボリビアーノ=19円(2023年3月時点)
「3日間越境ツアー」について知っておきたいこと
3日間越境ツアーは、国境をまたいで行われるため仕組みが少し複雑です。チリ側は、アタカマの町中から国境までの数時間の移動のみ。ボリビア側の国境で待機している車に乗り換え、ボリビア人のドライバー兼ガイドによる3日間のツアーが本格的に始まります。
アタカマの旅行代理店 ➡ ツアーを販売し、契約先のウユニの旅行代理店にお客さんを託す
ウユニの旅行代理店 ➡ 車とドライバー兼ガイドを用意し、ツアーを催行する
複数のチリの旅行代理店がボリビアの旅行代理店と契約しているため、異なるアタカマの代理店で申し込んだ人が同じツアーに参加していることが多いです。また、尋ねた代理店で希望日にツアーがなくても、他の代理店であれば見つかることがあります。
絶景の3日間越境ツアー内容は、別記事で詳しく紹介しています。
コスパ抜群のツアー
「JANAJ PACHA」で170 USドルで申し込んだ越境ツアー。他のエージェントでは200USドル~だったので、底値に近いはずです。
このツアーに参加せず、アタカマからウユニまでバスで単純移動する際のバス代金は、40 USドルほど。ツアーには移動だけでなく、2泊分の宿、8食分の食事や3日分のガイドも含まれており、ツアーのコスパの良さが分かります。そして、毎日が大自然の絶景なんです!!!
ツアーに参加しないなんて、もったいない!
ちなみに、こちらのウェブサイトでバスの時刻表が確認&購入できます。前日にチケットが売切れになることもあるようなので、早めに購入した方が良さそうです。
ここアタカマのバスターミナルからは、ボリビアのオルーロや、コチャバンバ、サンタ・クルス、ラ・パス行きのバスも出ていました。また、バス大手のAndesmarは、アルゼンチンのサルタやフフイに抜けるバス路線を持っていました。
同内容のツアーは、ウユニでも申し込める
本記事で紹介している「アタカマ発の3日間越境ツアー」は、ウユニ発の以下旅程のツアーもほぼ同じ観光スポットに行きます。ウユニから出発するツアーは、ウユニの旅行代理店で申し込みします。私が2023年3月に参加したツアーはアタカマ発/ウユニ着でしたが、10年ほど前に以下(2)に参加したことがあります。
- ボリビアのウユニの町を出発し、チリ北部のアタカマ砂漠の街へ抜ける2泊3日ツアー
- ボリビアのウユニの町を出発し、ウユニに戻る2泊3日ツアー(チリの国境超えは無し)
参考までに、ウユニの旅行代理店で聞いたところ、2023年3月のツアー代金は120 USドル~とのことでした。チリとボリビアの物価差を考えると仕方がないのかもしれませんが、ツアーのほとんどがボリボア側で行われることを考えると、チリ側の手数料が多いのでしょう。。
ツアーを申し込む際に、確認したいこと
私は以下について質問し、あいまいな回答をしない旅行代理店を選びました。正直、チリ側の代理店で回答された通りではないこともあるのですが、少なくとも代理店の人が販売するツアー内容を把握していないことは問題です。
アタカマで聞き込みをして、ツアーを申込む
アタカマの旅行代理店については、別記事で紹介していますが、小さな町中に数えきれないほど存在しています。その中で、Trip AdvisorやGoogle mapの口コミで良さそうなところ事前に選び、ツアー内容や料金など話を聞きに行きました。
十分なツアー内容の説明があり、納得いく回答をしてくれたのは3社。その中で、アタカマの他ツアーを一緒に申し込むことで、最終的に170 USドルにしてくれた旅行代理店「JANAJ PACHA」を選びました。オープンして年数が浅いらしいですが、お姉さんがテキパキと仕事をしていました。
「JANAJ PACHA」は、Google Mapに掲載されていないので分かりづらいのですが、大方この辺りです(↓)。Google mapに掲載のある「Cruz Andina Travel」と「RICA RICA Travel」の間にあります。
ツアーの持ち物
ツアー中に必要なものを事前に確かめ、移動中の車内で使いたいものは大きな荷物と別にしておく必要があります。大きな荷物は車の上に載せられ、宿に着くまで取り出すことができません。
暑さ、寒さ対策
・日焼け止め
・サングラス
・防寒着(ダウン、厚手靴下、手袋やカイロなど)
標高が高いため、日中はとても暑く、夜はとても寒いです。また、ホテルに暖房器具は無いので十分な防寒対策が必要です。また、ウユニで朝日を見る際は冷たい風が吹きつけます。重いですがカイロは重宝します。
水とスナック
食事の際には飲料が提供されるため、移動中に自分で消費する分のみで大丈夫です。私は水5リットル持っていきましたが半分以上余りました。また、3食以外はツアーに含まれていないため、スナックなど移動時に食べるものを持っていくといいです。ツアー中にスナックが購入できる場所は、ほとんどありません。
食事で出されるのは、サラダ、スープ、肉、米、キヌア、果物などです。それに、水、お茶、コーラなどが出されます。食事の量はそこそこあり、毎回、美味しく食べることができました。リャマ肉など苦手なものがあれば事前に伝えておいた方がいいです。
トイレットペーパー
ボリビアのトイレは使用料がかかりますが、トイレットペーパーが無いところが多いです。また、宿泊施設に無いこともあるので持っていくことをおすすめします。
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モバイルバッテリー
宿で充電できますが、できないこともあるので念のため持っていきました。車移動のため、重くても問題ありません。
現金
ツアー中にATMは無し、また両替してくれる場所もほぼありません。アタカマの町中の両替所で現金を入手する必要があります。なお、アタカマ町中の両替所は一つの通りに数件固まっています。
以下は2023年3月時点に必要だった現金です。必ず、ツアー申込時に代理店でいくら準備すべきか確認してください。
- インカワシ島 30ボリビアーノ
- 国立公園入場料 150ボリビアーノ
- 温泉入浴料 5ボリビアーノ
- トイレ代 3~5ボリビアーノ × 回数分
- ツアーガイドへのチップ
- お土産代 +α
アタカマ町中の両替所について、詳しくはこちらをCHECK
高山病対策
私は日本で処方してもらった「ダイアモックス」を持っていきました。チリの町中のドラッグストアで簡単に購入することが可能です。
【重要】十分な高山病対策を
アタカマから3日間越境ツアーに参加すると、初日から、目の前に雲が迫る5000メートル以上の高地に一気に移動します。何も対策をしなかった参加者は酷い吐き気や頭痛に悩まされていました。
できれば数日前から高地に体が順応するような旅程を組むことをおすすめします。もし「ダイアモックス」で対策をする際は、事前に服薬する必要があります。
まとめ:大満足なツアーとなるよう、旅行代理店を見極める
アタカマで3日間越境ツアーを申し込みできそうですか?
この記事で紹介したこと
アタカマの町中に沢山ある旅行代理店から、私がツアーを申し込んだ会社を紹介しました。記事内の「旅行代理店で確認したいこと」を参考に、自分に合う会社を探してみてください。
また、ツアーの持ち物について、旅行代理店から指示もありますが、漏れることも多々あります。この記事を参考に、忘れ物がないよう出発前に準備します。
自分のプランに合う、納得できる旅行代理店を見つけ、大満足な3日間越境ツアーとなることを願っています。みなさん、良い旅を!
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます
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